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マウス研究で判明した甘草エキスの昇圧作用

血圧に影響するパラメーターには数多くのものがあり、その制御を行っていくことは一筋縄ではありません。
高血圧になってしまうと降圧治療を行っていくのが基本になりますが、その降圧剤の効果も他に使用している薬剤や食事、運動などの影響を受けることに加えて、日内変動や気温の影響もあります。
そのため、医薬品の開発においてはその有効性を見出すのがとても難しくなっています。
高血圧治療の場合には基準がわかりやすいというのは事実であり、血圧が下がるかどうかを判断すれば良いということになります。
高血圧モデルのマウスが既に存在していることから、マウスを用いた実験を行うことによって人でも有効と期待できる薬剤を探し出していくことができます。
また、薬物間相互作用による副作用の問題についてもマウスを用いて研究を行っていくことが可能であり、人に対して投与する臨床試験に至る前に多くの知見を集めるということが可能です。
薬物の中には昇圧作用を示すものもあることから、そういったものの取り扱いにも高血圧患者は注意しなければなりません。
甘草エキスはその一つであり、長期間服用することによって偽アルドステロン症を引き起こすことが知られています。
これによって血圧が上昇したり、むくみなどの症状が出てきたりしてしまうのです。
甘草エキスは多くの漢方薬の中に含まれていることに加え、市販の風邪薬などにも含まれていることから意外なところで摂取を繰り返してしまっている人も少なくありません。
薬局で気軽に買えてしまうために安全と考えられてしまいますが、甘草エキスにもそういったリスクがあるということを認識しなければならないのが高血圧という病気なのです。